柏原新道から針ノ木岳。

針ノ木岳2820メートル
20060715-17
植村冒険館アドベンチャー講座
総数36名、リーダー山渓取締役節田重節。

今回のアドベンチャー講座は、扇沢から柏原新道を登り、種池山荘から針ノ木岳へ縦走し、蓮華岳に登って針ノ木雪渓を扇沢に下るものです、今回は3日連続の雨でワースト記録となりました。

コースタイム
15日、東京6時30分発、扇沢で昼食。
12時45分扇沢出発。
17時種池山荘着。

16日、6時出発。
15時30分針ノ木小屋着。

17日、蓮華岳登山中止、7時20分出発。
9時40分大沢小屋着、赤沢の増水で待機。

曇り空の出発でしたが、登山口の扇沢は濁流となっていて上のほうでは相当の雨が降っているものと覚悟する状況でした、連休の初日でもあり下山してくる人は少なく約1時間半ほど登って尾根に出た所では、ぽつぽつと雨も来ていましたが、縦走予定の稜線も見えるし霧の切れ間から種池山荘も見えるのですが、はるか遠くで気合を入れなおす感じです。

登山口の標識。
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稜線に種池山荘が見えます。
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扇沢のパスストップ。
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途中から小雨となり簡単な雨具あるいは雨具無しで登山を続けます、花はゴゼンタチバナ、マイヅルソウがいたるところにあり、コイワカガミ、ツマトリソウ、サンカヨウ、キヌガサソウ等も咲いていました、山小屋間じかの所で急に雨脚が強くなり、多くの人が上半身の雨具でしたから下半身はびしょぬれになり山小屋に飛び込むことになりました。

ゴゼンタチバナ。
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ヤマイワカガミ。
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キヌガサソウ。
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小屋は植村冒険館グループとツアー1組以外は少なく混んでいる感じはありませんでしたが、乾燥室は混雑していて思うように乾燥できませんでした。

翌日は雨音にがっかりしながら起床、完全な雨具対策で出発します、風は弱く霧で視界もありませんが気温だけは高めに感じました、稜線では初めて見るエゾシオガマなど多くの花に出会いましたが、雨のため花の開き方が悪くまた下向きにたれていたりと、条件は良くありませんでした、鳴沢岳付近からは風雨が強くなり、結果として霧の切れ間から山頂は見えませんでしたが、剣岳、立山の雄大な景色と黒部渓谷や黒部湖などの風景を楽しむことができました。

エゾシオガマ。
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シナノキンバイ。
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ハクサンシャクナゲ。
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黒部湖。
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スバリ岳ガレバの砂地のような所にはコマクサの群落がたくさんありはじめてみる景色でした、中でも大きな群落の所は崩壊箇所上部の急な斜面ですからとても人が近づけるところではない事が幸いしているようにも思いますし、コマクサの強靭さを見たように思います、スバリ岳からは大きく下り更に高い針ノ木岳へのノ登りは、疲れも溜まっていてなかなか厳しいものでした、針ノ木岳からの下りも急な雪渓に切ってある階段を下りますから足に負担がかかり、小屋に着いたときは何もしたくない感じでした。

コマクサ。
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キバナコマノツメ。
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最終日も強い雨です、予定していた蓮華岳登山は中止とし少しゆっくりめの出発です、夏山の案内書にはノドと呼ばれる地点から上はガレバで谷の右岸の道を通るとありますが、今年は雪が多く小屋の裏手から雪渓で右岸にある登山道もほとんど雪渓の下に隠れていますから、アイゼンは小屋の玄関で付けて出発しました、最初は怖くなるくらいの急斜面ですがステップが付けてあり、それをたどって慎重に下ります、ノドと呼ばれる地点付近で頭より大きな2個の落石があり、横を通過したときは一瞬肝を冷やしました、雪渓の末端では大量の水か音を立てて流れていました。

針ノ木雪渓。
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針ノ木雪渓末端。
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雪渓末端から左岸側の川のように水の流れている登山道を少し歩いて大沢小屋に着き、地元の防災関係者と小屋の関係者が増水で通れなくなっている赤沢の対策を実施していることを知ります、約30分ほど待機休憩の後、少し水に入る事を覚悟で出発しました、現地では仮設のアルミの梯子が渡してあり、速い流れが梯子を洗っています、渡されたロープと地元の人の助けを借りて一人づつ渡りました、更にその下流の水場といわれる沢も水に洗われている丸木橋を渡ることとなりました。

増水した赤沢。
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水場の沢。
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手に怪我をした人がありましたが、風呂上りのビールを楽しみ無事に東京に帰りました。

画像は拡大できます、その他の画像はアルバムをご覧ください。

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この記事へのコメント

  • 草木

    悪天候を突いて高山に立ち向かう勇気に敬意をひょうします。晴天で好条件の登山やハイキングは楽しさそのものですが、このように悪条件に向かい、苦労や危険遭遇し、これを乗り越えるのも、また登山、ハイキングのもうひとつの楽しみでしょうね。「ハイキングの楽しみ」を探求する私にとって、勉強になりました。
    2006年07月19日 13:33
  • デコウォーカ

    お帰りなさい。三日間とも雨とは残念でしたね。でも色々の高山植物が迎えてくれた様で、登山の一つの楽しみは十分堪能出来た事と思います。
    2006年07月19日 14:27
  • OSAMI

    草木さん今日は、
    少人数の個人的なグループなら中止する所ですが、冒険家の植村氏関連の企画したウドベンチャー講座ですから、今までも少々の事では中止はありませんでした、今回みたいな風雨は鳥海山、木曽駒が岳、と三回目のように思います。
    2006年07月20日 13:06
  • OSAMI

    デコウォーカさん今日は、
    高山植物はいろいろあったのですが、団体行動ですからあまり立ち止まって写す事も出来ないし、雨で液晶モニターに水滴が付いてよくみえないしで、思うような画像は取れませんでした、別の機会に個人で行ってみたいと思います。
    2006年07月20日 13:13
  • farmaco kamagra

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    2009年08月08日 05:23